とと姉ちゃん 暮らしの手帳

geo16070905030011-p7[1] 出演者たち
       杉咲花    相良樹    高畑充希    唐沢寿明     伊藤淳史

とと姉ちゃん(NHK朝ドラ) 暮らしの手帳

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」を楽しんでいたが終った。視聴率も高く、好評だったのを慶んでいる。
雑誌「暮らしの手帳」を起こした「大橋鎭子」と天才編集者「花森安治」をモデル(モチーフ)にした物語である。
鎭子が父親代わりの「とと姉ちゃん」とすれば、花森安治は母親の思い出を大切にし、東京帝大時代に自製「貫頭衣」(後、直線裁ちに発展?)を着て構内を闊歩していた服装オタクの面があり、「かか兄ちゃん」の面があったと思う。補い合う相性ピッタリのコンビであったのだと納得する。言葉を変えると「ファザコン」女性と「マザコン」男性のコンビであった。 

私の家内は「暮らしの手帳」の愛読者であり、別荘には今もある期間のバックナンバーと同社の「一千五厘の旗」などの出版物が本棚の一角を占めている。だから、花森安治という天才編集者がいたこと、広告収入なしに雑誌出版を成立させている出版社があることは知っていた。

「暮らしの手帳」の最新版を購入しようと思い立ち、NHK出版物のコーナーに「しずこさん」 (「暮らしの手帖」を創った大橋鎭子)「暮しの手帖 別冊」を入手。NHKのドラマ案内ではなく、れっきとした「暮らしの手帳 別冊」であることが気に入り購入した。


thDF2ZDI8W.jpg  大橋鎭子と花森安治

ヒロイン「小橋常子」は「大橋鎭子(しずこ)」のこと。「常子」という名前は鎭子の母方の祖母の名前にある。
「鎭子」の父「武雄」は北海道帝国大学農学部出身で、三姉妹「鎭子」「晴子」「芳子」は幼少時北海道岩内、三笠、虻田で育つが父の病気療養のため東京府に転居する。10歳で父が亡くなり、ドラマ同様鎭子は喪主を務める。
母「久子」は、京都生まれ小樽育ち、女子美大を首席で卒業した才媛で、母方は京都、小樽で事業家として活躍した家柄。事業家としての鎭子は、長女としての自覚と母方宮原家の血を受け継いだものと思われる。
歯磨き粉を作り販売したことも事実で(14歳~)、ドラマにあったチューブ爆発後は瀬戸物に入れて(OC歯磨き(OCは大橋鎭子のイニシャル))販売した。女学生時代から起業家精神が旺盛であったことになる。

東京府立第六高等女学校(現三田高校)を卒業後、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行、調査月報編集の手伝いなどをする。三年勤め日本女子大へ入学したが、体調を崩し半年で退学。編集の仕事をしたいと「日本読書新聞」へ入社、小説家柴田錬三郎は先輩で同僚。
花森安治との出会いは「日本読書新聞」時代の人脈から。資金調達が必要なとき、(女性の出版社創立というリスクから)日本興業銀行の貸し出し基準を満たすはずもなかったが、元同僚達が、自分の退職金を担保に貸し出して欲しいと願い出て、叶ったという。人脈を大切にし、人脈に信頼された人柄だった。それが事業が成功する最大の要因であった。



スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

 辻 幸弥 (つじこうや)

Author: 辻 幸弥 (つじこうや)
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR