フランスがお騒がせ

th[7] 教科書にあったフランス人ビゴーの政局風刺漫画
                       日本と清国が朝鮮という魚を釣り合い、ロシアが高見の見物をしている


フランスがお騒がせ

フランスがお騒がせしている。
フランスのシャルリー・エブドという左翼系の週刊新聞が、イスラム教の預言者ムハンマドを風刺画にした。イスラム教では偶像崇拝が禁じられており、それを絵画・像などに表現することは禁じられている。
ましてや、それを漫画にして揶揄・批判の対象にするとは何をか言わんかというのが私見である。


仏教でも初期には偶像崇拝が禁じられていたらしい。しかし、その後、大乗・小乗仏教を問わず、ときに民衆が疲弊するほどの犠牲を払い華やかな仏像文化が華開いた。民衆の安寧を祈るためであったが、奈良大仏建立には一国の運命がかかるほどの財力と民衆の労力を費やした。しかし仏教とイスラム教は違う。もちろんキリスト教も。イスラムはイスラムとして彼ら15億人の教義・戒律は尊重されなければならない。

前にも書いたが、イスラムは生活条件が厳しい砂漠地域に発展した宗教であり、必然的に厳しい戒律・教義が存在する。人間と同じものを食って育つ豚の肉を食すことは部族・民族の死活問題でそれを禁じたが、掟を破る奴は出てくる。そこでそれを宗教の戒律に格上げした。イスラム教徒に、「ここは日本だから豚を食ってもいいんですよ」と説得するのは愚の骨頂であり、無駄である。罪でさえある。表現の自由がフランスやヨーロッパにとってどれだけ大事かは知らんが、抑制しなければならないことはあると知るべきである。

西欧文明には宗教改革などを経て強大な教会の権力を排除し、政教分離した歴史がある。フランス革命の「自由・平等・博愛」を学校で習った。しかし、内部対立、内ゲバが激しく互いが処罰し殺し合う恐怖政治に陥り、ナポレオンの出現を許し、帝政時代を経て、第三共和政が出てきてようやく落ち着いたのは、アメリカの南北戦争、日本の明治維新のあとであった。お互いにプライドと正義がある。プライドと正義は、自分にもあるが他人にもあるということを知ることだ。フランスが欧州が先進国だと自惚れないことだ。 

DSC02678 (300x199) (200x133) 紛争の原因になった漫画 載せたくないが見えないくらいにちっちゃく載せる

ヨーロッパで370万人のデモ行進があったという。これはテロに対するデモであり、風刺画に対するデモではない。デモの主題は「テロ撲滅」と「言論の自由」であった。

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デモ行進するオランド仏大統領とメルケル独首相、他欧州、イスラエル、パレスチナなどの首脳


<まとめ>
共産主義は終焉した。最近、資本主義もおかしい。
貧富の差は世界的に拡大している。紛争が絶えないというより紛争は世界的に拡大の一途だ。
今度のことはフランスがこの紛争の火に油を注いだことになる。

グローバル化という言葉は、これら紛争の拡大に日本が例外ではありえないという恐怖を抱かせる。
日本はどうすればよいか。日本の役割があるような気がしてならない。


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