恐竜大発掘  出るか!? 日本初の完全骨格

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恐竜大発掘  出るか!? 日本初の完全骨格
      NHKBS サイエンスZERO 2014年11月23日(日)放映

北海道むかわ町立穂別博物館北海道大学の共同調査
調査団を指揮するのは小林快次北大准教授(42歳)

小林快次(こばやしよしつぐ);北海道大学総合博物館准教授。福井県出身。ワイオミング大学地質地学物理学科を飛び級で学士優秀賞を取得。ダラスのサザンメソジスト大学の大学院で日本人初の恐竜の博士号を取得。世界をリードする33人の古生物学者”と称される。

むかわ町の穂別地区は内陸に位置し、アンモナイト化石が産する夕張市と隣接、中生代白亜紀(1億4500万年〜6600万年前)の地層が分布する。海岸側の鵡川町と山側の穂別町が合併したのがむかわ町。
むかわ町の太平洋岸は「シシャモ」漁で有名。ノーベル化学賞を授賞した『鈴木章北大名誉教授』の出身地である。夏に行ったときシシャモ漁がシーズンオフのため、鈴木章教授の弟さんが経営する店で干物を買った。驚くほど美味で口の中でしゃぶり長く楽しめ得した感じであった。


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                                           恐竜のしっぽ(椎体(すいたい))の化石

7年前、崖から恐竜のしっぽ(椎体(すいたい))の化石が見つかっていた。その後も大きな化石が見つかった。何の化石か不明のまま保存されていたが、小林快次氏により恐竜の椎体骨であることが明らかにされた。採取した崖は分かっている。このしっぽに継続する部位(本体)が崖の内側にあるのか外側に存在するのかが問題であった。

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                                恐竜の本体は図のように崖の内部か?あるいは外部か?

2012年5月、予備調査を行い、これまでより大きな径の椎体が崖の表面に近いところから見つかった。恐竜の全身は崖の内部につながって存在することが推定された。周囲の地層は海成泥岩層である。

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               記者会見で発表する小林快次(こばやしよしつぐ)北海道大学総合博物館准教授

先月、2014年10月10日、頭骨が見つかったと発表された。これにより「ハドロサウルス科」の恐竜であることが明らかになった。7200万年前に生息し、大腿骨の大きさより、体長8m、体重7.2トンと推定されている。

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                                                   ハドロサウルス科の恐竜

ハドロサウルス科の恐竜は寒い所から暖かいところ、北極から南極地域まで広く分布する。植物を食べるスペシャリストで裸子植物から消化しにくい被子植物に変わる時代に適応した。食べにくくなった植物をよく摺り切り栄養分を取り込むことができた(小林快次の説明)。

※ハドロサウルス科(Hadrosauridae) は中生代白亜紀の北半球に繁栄した恐竜の分類群である。鳥盤目 - 鳥脚亜目に属し、分類学においては科の階級が与えられている。カモノハシ恐竜、カモハシ竜としても知られ、鴨のように長く平たい口吻部が特徴的な草食恐竜が属する。(ウィキペディア、小林快次氏の説明と一致しない部分があるのは古い学説のままの部分があるからだろう)

フィールドから持ち帰った資料のクリーニングなどの作業は一部が終わっただけでこれからであるという。全身骨格の組み立てが終了するのを楽しみに待ちたい。


<私見」>
小林快次准教授は精悍で研ぎ澄まされた感じである。贅肉はなくまるでプロのスポーツ選手のようだ。フィールドを持ち、フィールドで汗をかいているためであろうか? それだけではないであろう。 はつらつとした表情と生き生きとした目、出てくる言葉は才気に満ちて適切である。この分野でも日本に凄い科学者がいることに誇りを感じた。少年少女たちにはもちろん大人にも夢を与えてくれる存在である。



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