昨年の貿易収支 過去最大の赤字

国際収支
昨年の貿易収支 過去最大の赤字

作年1年間の日本の貿易収支は過去最大11兆4745億円の赤字(一昨年は6兆9410億円の赤字)であり、日本の貿易赤字は3年連続となった。
去年1年間の輸出額は69兆7877億円(対前年9.5%増)、輸入額81兆2622億円(対前年15%増)であった。


輸出額増はアメリカ向けの自動車、中国向け化学製品の輸出など。部品の輸出が増えているのも特徴である。
輸出の金額は増えたが製品の数や量は1.5%のマイナス.3年連続の減少である。

輸入額増は、火力発電の燃料となる原油やLNGの輸入額が円安で膨らんだこと、中国や台湾からのスマートフォンの輸入が増えたことなど。
輸入:▽原油14兆2408億円(対前年16.3%増)、▽液化天然ガスは7兆567億円(対前年17.5%増)▽スマートフォンが主の「通信機」2兆6777億円(対前年24.6%増)、▽テレビ、パソコン、スマートフォン向け半導体などの電子部品2兆4451億円(対前年37.4%増)


超円高が国産品の価格競争力を低下させることにより、生産拠点の海外移転を促し、特に国内の半導体、メモリー関係製品の競争力に大きなダメージを与えた。このところの円安で、生産拠点を海外から国内へ戻す動きが少しはあるものの、海外生産は人件費などコストが安いというメリットがあるため、出て行った勢いに比べると生産体制を国内に戻すスピードはゆっくりとしたものになるだろう。原発事故による電力料金の押し上げ要因も生産拠点を国内へ戻すことに悪影響がある。アベノミックスの効果は海外から生産拠点が戻らないことには効果が薄いことになり、時間がかかることになる。

超円高に白川方明日銀が何の手も打てなかったことが悔やまれる。彼らは日本の工場を海外に追いやり、半導体産業を韓国に追いやった犯人だという自覚がないだろう。その前に民主党がゴネて副総裁候補を総裁にしたねじれ国会を悔やむべきか。90円/ドル以上の超円高が約2年半続いた。黒田東彦日銀が3年早ければと悔やまれる。白(川)より黒(田)、素人より玄人が良い。

貿易赤字は3年連続であるが、経常収支はかろうじて黒字を継続し、2013年もIMFによる推計値で黒字であるが、黒字幅は減少傾向にある。経常収支の黒字は死守すべし。

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