吉村昭 1の補遺


 「関東大震災」

 〈特記事項2〉 本所の被服廠跡の広い土地に4万人が逃げ込み、そこで3万8千人が亡くなった。大八車に家財を積んで逃げた人が多く、火災の熱で引火して燃える家財の山に挟まれて焼死した。また、その場所が熱上昇流の中心になり、周囲から熱風が吹き込んだが、人が宙に舞い上がるほど強烈であった。東京府の死者約7万人のうち3万8千人がこの場所で焼死した。
 
 江戸は火事が多かったが、奉行所は「おふれ」を出していた。大八車で荷物を持って外に出るものは召し取る。また大八車の持ち主も獄に投ずる。この江戸時代の教訓が生かされなかったのだ。

 燃えやすいのでリュックサックも危ない。何も持たないのが良い。良く食料を蓄えておけといいますが、逃げた人に聞くと、翌日の朝ちゃんと炊き出しのおかゆを食べている。


 〈筆者の意見〉 貯金通帳などの非常持ち出しは否定できない。飲料と防火を兼ねて水とセットにして持ち出す。家に食料を備蓄することは風呂に水を入れて置くのと同様重要である。住宅密集地都会と田舎では対応が異なると思われる。



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