超巨大地震のスーパーサイクル

平川一臣

平川一臣北大特任教授による
超巨大地震
(マグニチュード(M)9クラス)のスーパーサイクル


1611年(400年前、慶長16年)の地震津波は、
これまでは「慶長三陸沖地震」とされていたが、平川教授が「根室沖~襟裳岬」の地震津波であることをつきとめた。
北海道大学特任教授の平川一臣は、17世紀初頭の津波堆積物が色丹島や道東、道南(北海道森町)、三陸北部、三陸南部と約1500kmの範囲に及ぶことから、慶長三陸地震は、従来の震源推定地であった三陸沖北部よりも北の、北海道東沖から北方領土沖の千島海溝付近で最初に発生した地殻変動が周辺の震源域と連動して発展した超巨大地震である可能性が高いと推定している。さらに平川が専門誌「科学」(2012年1月26日発行)に発表した説によると、15~20mの津波が到達したと考えられることから、慶長三陸地震は千島海溝沿いにおけるM9規模の地震の可能性が高いと推定している。


上の表を2011年を基準に何年前であるかで表示すると、◎と○印は
根室沖~襟裳岬:3500年前→2500年前→400年前

下北沖~陸中沖:3000年前→2000年前→800~900年前→次は? 
約1000年サイクルとするとこの地域は超巨大地震が起こるサイクルに入っているか間もなく(100~200年で)入る。すなわち、下北─陸中沖では巨大地震が発生する切迫度が極めて大きい。 <コメント:これに対応する空白域が問題になる。>


陸中~常磐沖:3500年前→2500年前→1142年前→0(2011年) 


 
平川教授の調査・研究手法
第四紀層が調査対象である。第四紀層は比較的柔らかい
地形、露頭などの観察・調査をもとに調査地点を決める。
①露頭の表面を削るなどして直接観察する。
②斜面、段丘崖などをスコップなどで削り、地層のフレッシュ面を露出させる。又は地面にピット(穴)を掘るなどして、津波堆積層を観察する。
③ボーリング
などにより地層を調べ、津波が運んだ砂や石(津波堆積層)を調べ、津波の規模、年代を測定する。
広域の数百カ所に及ぶ地点の膨大なデータを蓄積し、詳細に系統的に比較し総合的に評価する。

架空のデータを用いたコンピュータシミュレーションなど一見派手な研究は役に立たない所か足を引っ張っている。
非常に地道であるが、この現地調査の手法によるによるデータの蓄積こそが重要である。シミュレーション(モデル(数値計算))を併用している。


前報<http://tsujiandon41.blog.fc2.com/blog-category-40.html>で平川教授は、
><北海道>の津波検討で,最も重要なことは,世界中でこれほど数多くの地点でこれほど正確な津波堆積物,過去数千年におよぶ津波履歴が調査され,それを説明できるモデル(数値計算)を考えた例は,どこにもない,ということなのです。と言っている。<コメント;その通りです>


今、地震予知にとって重要なことは、この手法による調査を北海道と同等の精度で全国的に行うことであろう。

子供たちの防災教育と科学技術教育にこれほど適したテーマ設定と科学技術的手法はないであろう。
自然との対話、機材に頼らない科学技術へのアプローチ手法、根気、総合性、・・・・など


※坪井忠二(地球物理学)は、地震の規模は、「断層の長さ約200km、マグニチュード8.2を超えない」としている。超巨大地震は、この規模の地震の連鎖・連動と考えられている。

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