津波堆積物   JpGU(日本地球惑星科学連合) 2014

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日本丸   最終日5月2日朝、桜木町から会場パシフィコ横浜まで歩いた。その途上に撮影。

津波堆積物   JpGU(日本地球惑星科学連合) 2014 

福島第一原発事故の経緯を検証すると、最も頼りになる予知・予測法は「津波堆積物」の調査・研究である。
その手法は、津波堆積物の調査により、地震・津波の過去の履歴を知ることである。
「地震予知」は機能せず役に立たないどころか、「津波堆積物」の研究などの前に立ちはだかり、むしろ邪魔をした。


「古きをたずね、新しきを知る」という言葉があるが、地球の歴史、地震・津波の歴史についても言えることである。
「クラシック」という言葉があるが、本来、典型・類型(の繰り返し)を知るという意味だという。
この意味で、「津波堆積物」による地震・津波の研究は「クラシック」である。


この分野の著名な研究者に、箕浦幸治(東北大)、平川一臣(北大)、岡村 眞(高知大)、宍倉正展(産業技術総合研究所)などがいる。

この分野の研究と「地震空白域」の関係・対応が議論されたことがあるのだろうか? 私は知らない。
この関係・対応は地震予知とまではいかないまでも、信頼できる地震の予測につながるであろう。


JpGU(日本地球惑星科学連合) 2014 におけるこの分野の研究発表件数は多かった。
しかし、発表会場が狭く、聴衆が廊下まではみ出していた。
会場全体は広く、余裕がある会場が多かったことを考慮すると、主催者のこの分野への評価・思い入れが低いように感じられ、残念であった。


注目講演;地球惑星トップセミナー(メインホール)
宍倉正展: 巨大地震を掘り起こす -津波堆積物からわかること・わからないこと-

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青山千春氏の講演  JpGU 2014 の発表

img_0[1]   青山千春さん

青山千春氏 の口頭発表 JpGU 2014 

JpGU(日本地球惑星科学連合) 2014 で青山千春氏(水産学博士)の口頭発表を聞いた。
青山千春さんは、独立総合研究所所長青山繁晴氏とご夫妻であり、同所取締役自然科学部長である。


20130630232739[1]   青山千春・繁晴夫妻

演題は、地方自治体におけるメタンハイドレート調査の試み 

2日目(4月29日)15:00からの<ガスハイドレート>のセッションで、会場は狭く、立ち席まで満員で、おまけに暑苦しかった。立見の人の腰の辺りにエアコンのスイッチがあり、誰かが触ったためスイッチOFFの状態だったようだ。<津波堆積物>のセッションも会場が狭く通路まではみ出していた。聴衆席に余裕がある会場が多く、全体として広い会場なので、主催者の運営に一工夫必要であった。

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4月、故郷へ帰ったとき地元紙で、 吉村美恵子山形県知事のメタンハイドレート開発への期待の記事を読んだ。

今回の青山千春氏の発表は、太平洋側和歌山県の依頼(予算)による魚探によるメタンハイレートプルームの調査結果である。予算規模が小さくて済むから、通産省の調査を待ちきれない県が行ったと思われる。


魚探によるメタンハイドレートの調査は、青山氏の確立された経験則に基づいた手法で、「メタンハイドレートの確認をしているか?」との質問があったが、「今回は確認していない」とのことであった。「それで良いのだ」というのが私の実感である。

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メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアム(MH21 Research Consortium)という平成13年にスタートした官民学共同組織がある(通産関係)。これまで、太平洋・南海トラフにこだわり、総額500億円以上を10年以上投じ調査・研究している。
南海トラフは日本海に比較しメタンハイドレートの貧鉱が多く、分布の深度も深く、開発に有利ではないと青山繁晴氏が述べている。(千春さんは繁晴氏が書いたものを読んだことがないと言っているらしいが)


今回のJpGUにおける発表は日本海の調査結果も多く、上述吉村山形県知事のコメントも通産省関係の調査結果によっているようだ。ここへきてようやく日本海側の調査・研究の実が上がってきたようだ。

しかし、この国家戦略的プロジェクトが、一部官僚、学者の面子(メンツ)により遅速が左右されるとしたらたまったものではない。国会議員よ、特に行政に関わる議員はよく勉強し、省益・メンツにこだわる官僚をコントロールせよ。

青山千春氏にはもう一つの敵がいるらしい。中国は彼女の調査を邪魔するらしいのだ。
(これより、尖閣問題もそうであるが、日本にエネルギー資源というジョーカーを与えたくないという中国の強い意図が感じられる。)

日本地球惑星科学連合 2014大会 参加

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 会場 パシフィコ横浜の入口

日本地球惑星科学連合(JpGU) 2014大会
Japan Geosciennce Union Meeting 2014 4月28(月)〜5月2日(金)


私が数年前に書いた文章がある。この文章は、今回、JpGU発表会に参加した私の心境の何割かを示している。
地球惑星に宇宙を加え、地球惑星宇宙連合の学会であればもっとよかった。



リサ・ランドールは、最も注目されている物理学者である。我々が住む時空は3次元空間+時間=4次元と認識されるが、彼女は5次元であると言う。だから、宇宙空間の大きさは体積では測れず、我々の感覚が及ぶところではないことになる。

 5番目以降の次元を余剰次元と呼ぶが、いわゆる異次元の世界は、文学、芸術、宗教などの分野で空想され、創造されてきた。例えば、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」「イーハトーヴ」、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」、密教の「曼陀羅」などがそれに相当するように思われる。

故郷の出羽三山はその密教として開山された。空海(弘法大師)が密教を体系化したのはその二百余年後である。

空海は奈良時代末期の774年、讃岐国(香川県)の名家に生まれ、地方の大学から中央の大学に編入し、仏教、儒教などの素養を持っていたが、十九歳の時それらを捨て山岳を彷徨した。

この天才は、仏教は釈迦、儒教は孔子という所詮人間世界が起源であることに限界を感じたらしい。
山岳で宇宙と生命の根源を感覚し、密教・曼陀羅の世界に入り、やがて真言宗として体系化した。
平安時代初期のことである。


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背後はヨットの帆の形の「インターコンチネンタルホテル」 
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