柏崎刈羽原発の再稼働は東北電力で

柏崎刈羽原発の再稼働は東北電力

前稿その2の、問題のタンクは

容量が1基約450トンで、セシウムなどを除去した汚染水が入っている。原発事故の直後2011年4月に設置された事情はあるが、55メートルで50センチの傾斜地に傾斜地なりの傾きで建設したのは柴崎直明福島大教授が指摘しているように問題が大きい。


このタンクの建設法は「囲碁」でいう「本手」ではない。後々まで禍根が残る「ウソ手」である。今回の「トラブル」はその禍根である。すなわち、今回の事故は起こるべくして起こったのである。

これが分からないのをプロフェショナルではなくアマチュア=素人という。東電は素人集団であることになる。
素人集団が原子力発電所を計画し、設計し、建設し、操業・発電し、送電し、売電した。恐ろしい限りである。
だから福島第1原発事故は起こるべくして起こった事故である。したがって、犯罪である。


柏崎刈羽原子力発電所の再稼働は東北電力で

今、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働が問題になりニュースを賑わしている。
新潟県は東北電力の範囲である。すなわち、新潟県は東北6県には入らないが、東北電力に関しては東北7県で新潟県が入っている。


だから、もし、柏崎刈羽原子力発電所を再稼働するのであれば、その立地地域でもあるし、東京電力は福島原発の事故処理で手一杯、いや手に余るのだから、東北電力に移管して稼働すべきである。

東北電力女川原発が事故を起こさなかったのは、偶然ではない。計画段階から周到な津波対策、事故対策を行った東北電力の技術力の背景があるのである。ただし、柏崎刈羽原子力発電所を東北電力が傘下に納めるか否かは東北電力に選択権があるのだが。

  参照  本ブログ 2013年1月21、22、25日
       http://tsujiandon41.blog.fc2.com/blog-category-29.html


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福島第1原発のトラブル3連発

20131003032jd[1]  傾斜地に建設されたタンクの概念図

福島第1原発 トラブル3連発

  
その1 10月1日午前11時50分
福島第1原発H5エリアタンク東側に設置している仮設タンクへ、H6エリアタンクのせき内の水を移送していたところ、H5エリアのタンク上部マンホールから約4トンの水があふれるトラブルが発生した。移送した水は雨水をせきに貯めていたものだという。雨水からはストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が390ベクレル/リットル検出された。



その2  10月3日 汚染水タンクに傾き 漏出430リットル
福島第1原発の地上タンク群「B南エリア」の1基から高濃度汚染水が漏れた問題で、東京電力は3日、タンク群を囲むせきを超えた漏出量は推定約430リットルに上ると発表した。一部は海に流出した可能性が高い。


原因について東電は、漏えいのあったタンクに傾きがあったと説明。傾いた状態で水をほぼ満タンまで入れたため、タンクの天板部分から漏れ出した。漏えい箇所はタンクの天板と側板の複数の継ぎ目。タンクは鋼板をボルトで留めて組み立てる「フランジ型」で、天板と側板の継ぎ目にはパッキンは使われていない。

タンクの水からはベータ線を出すストロンチウム90(法定基準1リットル当たり30ベクレル)などの放射性物質が58万ベクレル検出された。近くの排水路の水からも、ベータ線を出す物質が1万5000ベクレル、放射性セシウム134が120ベクレル(同60ベクレル)、セシウム137が310ベクレル(同90ベクレル)出た。

B南エリアのタンクは2011年4月に設置された。容量は1基約450トンで、セシウムなどを除去した汚染水が入っている。東電は「漏えい水の一部がせきを超え、側溝を通じて海に流れ出た可能性がある」と説明した。同エリアのタンクは5基でパイプで連結されている。問題のタンクと異なる1基に水位計が設置され、5基分をまとめて測っていたが、今回、漏えいを疑わせる数値は示さなかった。

<詳細>
福島第1原発の高濃度汚染水漏えい問題で、タンクの傾きが漏えいの一因だったことが明らかになった。東電は「傾斜は基準内にとどまり、許容範囲内」と話すが、専門家は「基準が甘い」と問題視している。東電によると、漏えい源のタンクはタンク群「B南エリア」にあり、このタンクを入れて5基が横に並ぶ。エリアの幅は55メートルで緩やかに傾斜している。両端で50センチの高低差があり、タンクを傾かせ、漏水の引き金になった。東電は「傾斜は1%未満で自社基準をクリアしている」と説明する。

傾斜1%は100メートル先で1メートルの高低差を生む。タンクは直径9メートルで、1%なら9センチの高低差を許容することになる。福島県廃炉安全監視協議会専門委員の柴崎直明福島大教授は「一般の建築物でも傾斜は0.1%程度。高濃度汚染水を入れる目的からすれば基準が甘すぎる」と批判している。

<東電、半日発見できず/巡回強化も「雨で困難」>
福島第1原発の地上タンクから新たな汚染水の漏えいが見つかった問題で、東京電力が8月の漏えいを受けタンク周辺の巡回を強化したにもかかわらず、半日にわたり漏えいを見つけることができなかった。東電は「当時は雨が降っていたため、タンクからの漏えいを見つけにくかった」と説明する。


第1原発では8月、今回漏えいした「B南」と呼ばれるタンク群から北に約300メートル離れた「H4」のタンクで約300トンの高濃度汚染水の漏えいが発覚。東電は漏えいの早期発見のため、それまで1日2回だった巡回を4回にした上で、担当する作業員も大幅に増やした。

東電によると、B南では、2日午前8時40分ごろからせきにたまった雨水をタンク内に移す作業を始めていた。作業開始時点でタンク内には満杯に近い汚染水が入っており、作業を始めて間もなくあふれたとみられる。漏えいは同日午後8時ごろ、巡回担当とは別の作業員が見つけた。この間、巡回も行われたが、漏えいには気付かなかった。



その3 10月4日午前6時45分 ALPS=汚染水処理装置また停止 
東京電力は4日、福島第1原発で、汚染水から放射性物質を減らす「多核種除去装置」(ALPS)の異常を示す警報が鳴り、汚染水処理ができない状態になったと発表した。東電によると、警報が鳴ったのは4日午前6時45分ごろ。これまでのところ、汚染水の漏えいは確認されていない。ALPSの運転を自動制御するシステムに不具合が発生した可能性があるといい、原因を調べている。


ALPSは汚染水対策の「切り札」と位置付けられており、現在は試運転中。だが、トラブルが相次いでおり、安定的な運用ができていない。今回警報が鳴ったALPSは9月27日に試運転を始めたが、約22時間後にトラブルが発生し、処理を停止し。東電は、回収すべきだったゴム製の敷物が装置のタンクに放置され、廃液の流路をふさいだことが原因と説明。30日に試運転を再開したばかりだった。

現在、福島第1でALPSは3系統あるが、ほかの2系統も汚染水をためるタンクに腐食が見つかり、試運転を停止している。

アルプスの試運転再開

多核種除去装置=アルプスの試運転再開
  時事通信9月30日(月)8時52分

東京電力は30日、福島第1原発で汚染水から放射性物質を取り除く「多核種除去装置」(アルプス)の試運転を再開したと発表した。今後はパトロールを1日3回実施し、監視する予定。

アルプスは27日未明に試運転を始めたが、約22時間後に廃液の流量が下がったため処理を停止。調査で、装置のタンク内から回収し忘れたゴム製の敷物が排水口をふさいだことが原因と分かった。

東電によると、運転再開は30日午前2時40分ごろ。再開後、新たな異常は見つかっていないという。

ほっとしました。やれやれ。

約53時間の運転停止ということかな。頑張ったね。

なにしろこんな報道もあったのだから
  FNN 29日朝 茂木経済産業相
茂木経済産業相は29日朝、都内で記者団に対し、不具合が見つかり停止している福島第1原発の汚染水処理装置「ALPS」について、試験運転再開のめどが立っていないことを明らかにした。

<今、本ブログで最も注目している問題なので、これからも追跡したい。>

しつこいですが
カテゴリ 福島第一原発事故の汚染水処理    をクリックし、参照して下さい。
(同一カテゴリが全部表示されます。古い方から読めば全貌が理解しやすい。)
 

「ALPS」運転停止 、タ ンクにゴム製パッド置き忘れ

「ALPS」運転停止 、タンクにゴム製パッド置き忘れ
  29日  TBSニュース16:22   時事通信16:50   NHK17:33 など


福島第一原発で、汚染水処理の対策として試運転を再開したばかりの浄化設備が停止した問題で、東京電力はタンクに置き忘れたゴム製パッド(20×20cm厚さ3mm)が原因とみられると発表した。

汚染水の浄化設備「ALPS」は27日0時すぎ試運転を再開したが、不純物などを取り除く過程で汚染水が十分に流れなくなったことからその日の22時40分に停止した。

東京電力が水を溜めるタンクの内部を調査したところ、ゴム製のパッドが見つかった。パッドは作業用のはしごを固定するために使用されていたもので、回収せず置き忘れた。東電の試運転開始前の確認作業が不十分だったことが今回のトラブルを招いた可能性が高い。 


こういうことはたまたま偶然に起こるものではない。
やはり東電はたるんでいるとしか言いようがない。

ALPSはA,B,C3系列がある。Aは過去に、Cは今回、トラブルを起こした。
どの系列でも良い。早急に次の試運転を開始せよ。




試験運転再開「アルプス」、また停止

thumbnail_67421386001_611139952002[1]  ALPS=多核種除去装置   テレビ東京

試験運転再開「アルプス」また不具合で停止 福島第1原発
  2013年9月28日 読売新聞 日本経済新聞  NHKなど

東京電力は28日、福島第一原子力発電所の汚染水浄化装置「ALPS(アルプス)」の試運転を、27日午前0時すぎに再開したが、午後10時40分頃、汚染水から取り除いた放射性物質をタンクから排出する部分で不具合が生じ、停止した。廃液が流れにくくなっていることが判明したが、ポンプには異常がない。 

放射性物質を含む泥状の沈殿物を流し出す仕組みだが、出口での沈殿物の排出流量が減少していた。停止までに約100トンの汚染水を処理したという。沈殿物の詰まりなどが考えられるが、原因は不明という。不具合の理由がわかるまでALPSの運転を停止する。


<コメント>
泥状沈殿物は放射性物質が濃縮されているから、トラブッタら取り扱いが難しいだろう。だから完全自動・無人で処理する必要があると思われる。東芝がこのような問題処理に長けているとは思われない。得意な業種・業界がある筈である。

日本の知恵の総力を結集せよ。残された時間は少ない。いや、ない!


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