柏崎・刈羽原子力発電所3 直下に活断層?
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柏崎・刈羽原子力発電所3 直下に活断層?
国は「過去12万~13万年間」に活動した断層を活断層と定義している。東電は1,2号機原子炉建屋直下を通る「α 断層」と「β 断層」は国の定義より古いとして「活断層ではない」と主張してきた。両断層とも24万年前に降った火山灰より上の地層をずらしている(24万年より新しい)という。
しかし、原子力規制委員会(田中俊一委員長)が1月22日に示した新基準骨子案では活断層の定義を「過去40万年間」の活動まで拡大。この基準案が適用されれば、両断層が活断層とされる可能性が出てきた。3、5~7号機の原子炉建屋や4号機タービン建屋直下にも断層がある。
東電は現時点では「いずれも活断層ではない」としている。
<コメント>
柏崎・刈羽原子力発電所は出力821万2千キロワットの世界最大の新鋭原子力発電所である。
けじめをつけ、安全が確認された原発は稼働すべきというのが本ブログの意見である。
7月原子力規制委員会の基準値が決まる。その後の柏崎・刈羽 原子力発電所の命運が注目される。
日本は営々と<砂上の楼閣>をつくってきたことになるのか。
<参考>
東京電力は本原発において海抜高さ15mの防潮堤を2013年6月までに設置すると発表。1~4号機の防潮堤延長は800m以上、5~7号機は500m以上となる。併せて2013年9月までに原子炉冷却機能を失った場合の注水の溢れを貯める貯水池も設ける。
柏崎・刈羽 原子力発電所設備仕様; 出力合計821万2千キロワット(世界最大)
原子炉形式 運転開始 定格出力 施工
1号機 沸騰水型軽水炉(BWR) GE社設計Mark-2 1985年9月18日 110万kW 東芝
2号機 沸騰水型軽水炉(BWR) GE社設計Mark-2改 1990年9月28日 110万kW 東芝
3号機 沸騰水型軽水炉(BWR) GE社設計Mark-2改 1993年8月11日 110万kW 東芝
4号機 沸騰水型軽水炉(BWR) GE社設計Mark-2改 1994年8月11日 110万kW 日立
5号機 沸騰水型軽水炉(BWR) GE社設計Mark-2改 1990年4月10日 110万kW 日立
6号機 改良型沸騰水型軽水炉(ABWR) 3社合同設計 1996年11月7日 135.6万kW 東芝/日立/GE
7号機 改良型沸騰水型軽水炉(ABWR) 1997年7月2日 135.6万kW 日立/東芝/GE
(参考:東電公表内容)
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